竹馬おもしろ話
農作業に竹馬を使って能率アップ
山形県のSさんはホップ(ビールの原料)農家。5メートルの長い竹馬に乗って、ホップのつる巻きと収穫の作業をやって注目を集めています。作業は,ホップ棚にはしごと竹馬を立て掛け,はしごを上ってから竹馬に乗り移り,足と腰を固定する。移動は,棚のワイヤーを伝って行うもの。
Sさんは「はしごを掛けての作業では,つる巻き作業を1時間に3a行うのが精一杯だったが,この竹馬を使えば10aはできる」と話している。まるでサーカスのように竹馬を扱うSさんの姿は収穫期の風物詩になっているそうです。
ボルネオの標高4101m 竹馬で挑む 「京都新聞」1999年
『竹馬で日本やアフリカの山にチャレンジを続ける京都在住の男性が、今度はボルネオ島のキナバル山(4,101m)に挑む。同山は頂上部が滑りやすい岩盤で覆われているなど困難が予想されるだけに、本番に向け、愛宕山(右京区)で最後のトレーニングを続けている。
挑戦するのは、Hさん(52)。空手五段の腕前を持つ山男で、空手の訓練のため、鉄げたを履いて山に登っていた。しかし、「鉄げたは筋力と根性で何とかなるが、竹馬はバランス感覚と集中力が欠かせない」と、28歳ごろから竹馬で登山を始めた。
これまで、富士山や北アルプスなど日本の山に登っただけでなく、1991年にはアフリカの最高峰キリマンジャロ(5,895m)にも竹馬で登り、登頂に成功した。登山中は竹馬に乗り続け、休憩や食事もすべて「馬上」でとった。
今回は来月13日に日本を出発し、十四日から登山開始。標高1,500mの地点から頂上までを三日間かけて竹馬で往復する。ボルネオ島で昆虫の研究をしている長男と妻(52)も一緒に徒歩で頂上を目指す。
Hさんは「より大きな困難と冒険を求めて、竹馬で頂上を目指している。徒歩の家族を励ましながら登らなければならないが、成功の自信はある」と意気込んでいる。』
・・・その後、登頂に成功したのかどうかは新聞には載っていないそうです。もしご存知の方はご一報を!(店長)
拍手喝采のあとに・・・
30年前の筆者の小学校での出来事。少しでも高い竹馬に乗ることにチャレンジし続けた結果、1.5メートルの竹馬に乗ることになった小学6年のFくんは、同級生が見守る中、チャレンジに成功。全員の拍手喝采を受けながら、まるで王者のように悠々と何歩も歩いた。しかし、目の前に広がる校庭を見渡して、はじめて、竹馬を下りる時のことを考えていなかったことに気付き青ざめた。その途端・・・
竹馬で音楽演奏
大阪に住む、P・Fさんは一輪車や竹馬に乗ってサックス演奏をするという、風変わりなミュージシャン。ジョーン・バエズなどの一流アーティストのステージにも立ったことのあるPさんは、CMやイベントに出演されているとのこと。でも、一輪車はわかるけど竹馬に乗ってどうやって演奏するのだろう?
竹馬で川渡り、中学通学
20数年前に田舎の女子中学生だったAさん(女性)は、いつもの通学路より近道を発見し、そこを通ることにしたが、その道には橋のない小さな枯れ谷があり、雨が降るといつもその谷には水が流れている。そのまま水の中を歩いて渡っては、せっかくの通学靴が濡れてしまうが、それでも近道を歩きたいAさんは、自作の竹馬の付近の茂みの中に隠しておき、雨が降ると、竹馬を使って川を渡って通学していた。そのAさんとは私のことです・・・・筆者(店長)